ええじゃないかコンベンション’10

 先日8月15日(日曜日)に『ええじゃないかコンベンション’10』というのをやっていました。

 このええじゃないかコンベンションというのは普段開催している『みんなはじめて』のコンベンションとはちょっと違う特殊なコンベンションをやってみようという企画です。
 『みんはじ』のコンベンションでは初めてTRPGをする方にも対応するためあまり変わったことは出来ないので、かわりに毎年8月のお盆シーズンにちょっと変わったイベントをと思ってやっています。


 今年は1日の間に3回の連続シナリオを3つの卓で同時に行って、シナリオとシナリオの切れ目にプレイヤーさんが卓の間を移動するというシステムをとってみました。


 一昨年のええじゃないかコンベンションでは3日間開催していたのですが、延べ20人超の方が参加して下さったのですが、去年のD&D4版のイベントでは参加して下さった方は4人でした。
 なので「今年も参加者数が少なかったらどうしよう。」とか不安いっぱいだったのでした。
 ですが蓋を開けてみたらびっくり。18人もの方が参加して下さって、3つしか卓が無かったものですから逆にキャパシティオーバー気味で慌てていました。


 当日参加者のみなさんと一緒に作り上げたストーリーは……
 ラクシアの辺境の何処かにある地域”フリーデン地方”にシルバーシャーク団(以下SS団)というサハギン(半漁人)の集団が襲ってくるところから始まる物語でした。

 第一部では、「ツンツンしている女の子(グラスランナーのニコ)の護衛に成功」したり、「SS団に奪われた古文書を奪還」したり、「廃屋にモンスター討伐に行ったら、偶然SS団がいて謎の樽爆弾が爆発して街が一つ水没」したりと結構しょっぱなからいろいろありました。


 各部で各卓に起きた出来事は臨時ニュースという形で掲示板に張り出された用紙で参加者全員に公開されていました。
 それらの情報をみてもらった上でプレイヤーさん同士でも情報交換をしてもらう時間があった後に、次の部でのシナリオの情報の一部が公開されます。その情報を見た上で個々のプレイヤーさんに希望する卓に移動してもらってまたその部をプレイ開始という流れでした。


 第二部では、「突如飛来した空中に浮かぶ城に果敢にも突撃した卓」や「世界を守るための究極の防御禁呪”アトミックドラゴン”を取りに行った卓」や「湖にふいに浮上してきた島を調査に行った卓」などがありました。勿論それぞれの卓でいろいろ大変なことが起きていたようです。

 第三部では、報酬が1万ガメルのシナリオが2つと報酬が人族の運命という卓がありました。どの卓もクライマックス感の高いシナリオでみなさん選択に悩んだのかなと見ていて思いました。


 第三部の頃にはプレイヤーキャラクターさん達はみんなめちゃんこ強くなってて、前衛のファイターさんは防御点が高くてダメージが通らないとか、軽戦士さんやグラップラーさんは回避が高すぎて滅多に攻撃がヒットしないとか、予想外のことがありすぎて結構びっくりでした。プレイヤーさんの知能がいろいろ高い!と感じました。

 そんなこんなで3つの卓ともプレイヤーさんの圧勝でシルバーシャーク団の企みは完膚無きまでに叩きのめされたのでした。

 参加されたみなさん、準備に協力してくださったスタッフのみなさん、お疲れさまでした。
 また、チャンスがあったらこんなイベントをやってみましょう。